2007年11月19日
思い出の酒~ニューヨーク~
2回目の二十歳の時、働いていたBar
カジュアルでも、オーセンティックでもない(マスターはしっかりしたマスターなのですが、なにせスタッフが私だったもので・・)
カウンターには週に5~6は来る常連さんが、思いつく限り5~6人、週2~3くらいの人を合わせたら結構居たように思います
初めてのBarという空間の中で、常連さんが政治の話や、ゴルフの話や、昔話などをしている風景は、自分の様な薄っぺらい人間が口を挟んではいけない領域のように思えました
ただ定期的に、グラスを洗い、ボトルを拭き、灰皿を代え、伝票を付け忘れることくらいしかできませんでした(よくお給料もらってたな)
テーブル席にオーダーを受けに行ったとき、一見のBar初心者っぽいお客さまに
「ニューヨークってどんなカクテルですか?」と聞かれました

カクテルの名前もろくに知らない私でしたから、マスターに確認。すればよかったのですが、お客さまと私には理解不能な高尚な横文字会話をしていたので、なんとなく気が引けたのでしょう。近くにあったバーテンダーマニュアルをコッソリ広げ、
「ウイスキーにライムやグレナデンシロップを加えたショートカクテルです」
と言いました
客「グレナデンシロップってなんですか?」と今度は返って来ました。
グレナデンシロップ・・なんかあの赤いシロップだよなぁ・・「赤いシロップです」・・じゃあんまりか・・
とまたまたバーテンダーズマニュアル(お客さん、今考えたらよく待ってくれたなぁ~)
とにかく「一人で出来るもん」気取りだった私です
私「ザクロの果汁から出来たシロップです」
なにやら会議をしている模様・・結局はニューヨークのオーダー。
ここで初めてマスターにオーダーを通し、ニューヨークとご対面。まぁ綺麗な色
お客さまも満足のご様子でした。心が広い
なんとな~く、ひとつのカクテルを理解できた気がして(作れませんでしたが)、レシピも覚え、自分のバリエーションのひとつになった気がしました(多分その後しばらくは、「お勧めのカクテルある?」って聞かれたときは、覚えたての「ニューヨーク」か「ハイボール」やったと思います笑)
っと、実はここまでが前置き。
それから一年ほどそのBarで働き、出来ることが、グラスを洗う、ボトルを拭く、灰皿を代える、ちょっとした会話、ピックで指を突く、くらいに増えてました
大分に帰ることが決定し、バーのバイトもやめることに
そのバーでは、「ラストナイト」なるものがあり、スタッフが辞めるときはお客さま一同がそれに乗じて馬鹿騒ぎをするのです
もちろん、貸切。
あれ飲めこれ飲め言われて、レモンハートのデメララを3杯飲んだところで私は廃人と化したのですが、急に起き上がり、ニューヨークをオーダー
マスターが「大丈夫か?」と言っていた気がしますが、よっぽど飲みたかったのでしょう。急にシャキっとして
「大丈夫です。お願いします。」体育会らし黒い肌から白い歯を輝かせて爽やかに言いました
周りからは爽やかコールが出ていたくらいですから
恐らく気遣いであろう口当たりの優しいニューヨークを、これまた覚えたての「三口で飲む」を実践し、グラスを空にしました。
なんだかその時、酔いとニューヨークの甘みと酸味が混じり感慨深い気持ちになりました
気づいたらグラスを高々掲げて、こう言っていました
「マイフェーィヴァレーッドカクテルイズニューヨーク!ありがとう!!」
・・・
・・・
で、倒れたそうです
・・・
お付き合いありがとうございました
カジュアルでも、オーセンティックでもない(マスターはしっかりしたマスターなのですが、なにせスタッフが私だったもので・・)
カウンターには週に5~6は来る常連さんが、思いつく限り5~6人、週2~3くらいの人を合わせたら結構居たように思います
初めてのBarという空間の中で、常連さんが政治の話や、ゴルフの話や、昔話などをしている風景は、自分の様な薄っぺらい人間が口を挟んではいけない領域のように思えました
ただ定期的に、グラスを洗い、ボトルを拭き、灰皿を代え、伝票を付け忘れることくらいしかできませんでした(よくお給料もらってたな)
テーブル席にオーダーを受けに行ったとき、一見のBar初心者っぽいお客さまに
「ニューヨークってどんなカクテルですか?」と聞かれました
カクテルの名前もろくに知らない私でしたから、マスターに確認。すればよかったのですが、お客さまと私には理解不能な高尚な横文字会話をしていたので、なんとなく気が引けたのでしょう。近くにあったバーテンダーマニュアルをコッソリ広げ、
「ウイスキーにライムやグレナデンシロップを加えたショートカクテルです」
と言いました
客「グレナデンシロップってなんですか?」と今度は返って来ました。
グレナデンシロップ・・なんかあの赤いシロップだよなぁ・・「赤いシロップです」・・じゃあんまりか・・
とまたまたバーテンダーズマニュアル(お客さん、今考えたらよく待ってくれたなぁ~)
とにかく「一人で出来るもん」気取りだった私です
私「ザクロの果汁から出来たシロップです」
なにやら会議をしている模様・・結局はニューヨークのオーダー。
ここで初めてマスターにオーダーを通し、ニューヨークとご対面。まぁ綺麗な色
お客さまも満足のご様子でした。心が広い
なんとな~く、ひとつのカクテルを理解できた気がして(作れませんでしたが)、レシピも覚え、自分のバリエーションのひとつになった気がしました(多分その後しばらくは、「お勧めのカクテルある?」って聞かれたときは、覚えたての「ニューヨーク」か「ハイボール」やったと思います笑)
っと、実はここまでが前置き。
それから一年ほどそのBarで働き、出来ることが、グラスを洗う、ボトルを拭く、灰皿を代える、ちょっとした会話、ピックで指を突く、くらいに増えてました
大分に帰ることが決定し、バーのバイトもやめることに
そのバーでは、「ラストナイト」なるものがあり、スタッフが辞めるときはお客さま一同がそれに乗じて馬鹿騒ぎをするのです
もちろん、貸切。
あれ飲めこれ飲め言われて、レモンハートのデメララを3杯飲んだところで私は廃人と化したのですが、急に起き上がり、ニューヨークをオーダー
マスターが「大丈夫か?」と言っていた気がしますが、よっぽど飲みたかったのでしょう。急にシャキっとして
「大丈夫です。お願いします。」体育会らし黒い肌から白い歯を輝かせて爽やかに言いました
周りからは爽やかコールが出ていたくらいですから
恐らく気遣いであろう口当たりの優しいニューヨークを、これまた覚えたての「三口で飲む」を実践し、グラスを空にしました。
なんだかその時、酔いとニューヨークの甘みと酸味が混じり感慨深い気持ちになりました
気づいたらグラスを高々掲げて、こう言っていました
「マイフェーィヴァレーッドカクテルイズニューヨーク!ありがとう!!」
・・・
・・・
で、倒れたそうです
・・・
お付き合いありがとうございました
2007年11月17日
思い出の酒~サイドカー~
バーテンダーの皆さまも、結構自分が初めて作ったカクテルは覚えているのではないでしょうか?特にショートは
私はサイドカーです。この話は以前も記事にしたような気がします

客「マスター、そろそろDEKACHOにもショート作らせてみてや~」
マ「まだ、レシピもまともに覚えてませんから・・・練習はしてるみたいですけど」
客「ええやん、レシピがわかるやつで。客に作らな覚えへんで~。サイドカーくらいわかるやろ」
マ「じゃあサイドカー作ってみぃ。レシピはわかるな?」
私「ブランデーでしたっけ?ウイスキーでしたっけ?」
ズテッ
と言った一昔前にありそうなシチュエーションで作らせてもらいました
お客さまから「思っとたよりかはマトモ、おもんない」
というお褒めの言葉を頂きました泣
それから、今まで、自分の中でサイドカーという存在が大きく、外でカクテルを飲むときは、大体これです
大分に帰ってきて働かせて頂いたBarも、独立して出したお店も、移転後の今のCLANNADも、最初につくったカクテルはサイドカーです
私はサイドカーです。この話は以前も記事にしたような気がします
客「マスター、そろそろDEKACHOにもショート作らせてみてや~」
マ「まだ、レシピもまともに覚えてませんから・・・練習はしてるみたいですけど」
客「ええやん、レシピがわかるやつで。客に作らな覚えへんで~。サイドカーくらいわかるやろ」
マ「じゃあサイドカー作ってみぃ。レシピはわかるな?」
私「ブランデーでしたっけ?ウイスキーでしたっけ?」
ズテッ
と言った一昔前にありそうなシチュエーションで作らせてもらいました
お客さまから「思っとたよりかはマトモ、おもんない」
というお褒めの言葉を頂きました泣
それから、今まで、自分の中でサイドカーという存在が大きく、外でカクテルを飲むときは、大体これです
大分に帰ってきて働かせて頂いたBarも、独立して出したお店も、移転後の今のCLANNADも、最初につくったカクテルはサイドカーです
2007年11月14日
思い出の酒~オールドフィッツジェラルド~
最近ネタ切れなので、DEKACHOの短い飲酒暦の中の思い出を定期的に語っていこうと思います(昔話はナントカっていいますけど笑)
カテゴリは「DEKACHO思い出の酒」に入れておきます。えぇ、まんまです
一番先に思い出したのが、オールドフィッツジェラルド。バーボンです

一回目の二十歳の時、働かせていたBarで初めてこれを飲みました
「オールドフィッツジェラルド」・・名前が難しいし、コンビニとかでも見たことがない。。なんだかボトルもカッコイイ・・
バック棚に並んでる姿を見て、なんだろうとドキドキしていました
マスターは、お客さまに頂いた時はほとんど「ジムビーム」しか飲みませんでした
単純に好きだったのか、600円の最安値のものだったからか・・恐らくどちらもでしょうが・・
ある日、週に6日はいらっしゃる常連さまが、とある転機を迎え、そのお祝いになんかいつもと違うのを一緒に飲もう、ということになったのです。
その方は、何年も店に通っているのに、メニューは見たことがなく、普段は「タンカレー、ちょいソ、レモン」しか召し上がらない女性でした。そればかり、毎日10杯以上飲んで帰ります
「じゃあ、今日は少し奮発してええですか?」
とマスターは言って、オールドフィッツジェラルドを選びました
「おぉ、オールドフィッツなんちゃらが出たぞ」
と内心で思いながら、伝票に書き込む為に、MENUを開いて価格を確認したのです
オールドフィッツジェラルド ¥700
その時マスターは何を思っていたのか、何かを込めていたのか、わかりませんが、妙に心に残った瞬間だったのです。。。
・・・
ちなみに、その時、お客さまも、奮発して「響」(¥1500)を召し上がったのですが、伝票に付け忘れてマスターに叱られました
・・・
カテゴリは「DEKACHO思い出の酒」に入れておきます。えぇ、まんまです
一番先に思い出したのが、オールドフィッツジェラルド。バーボンです
一回目の二十歳の時、働かせていたBarで初めてこれを飲みました
「オールドフィッツジェラルド」・・名前が難しいし、コンビニとかでも見たことがない。。なんだかボトルもカッコイイ・・
バック棚に並んでる姿を見て、なんだろうとドキドキしていました
マスターは、お客さまに頂いた時はほとんど「ジムビーム」しか飲みませんでした
単純に好きだったのか、600円の最安値のものだったからか・・恐らくどちらもでしょうが・・
ある日、週に6日はいらっしゃる常連さまが、とある転機を迎え、そのお祝いになんかいつもと違うのを一緒に飲もう、ということになったのです。
その方は、何年も店に通っているのに、メニューは見たことがなく、普段は「タンカレー、ちょいソ、レモン」しか召し上がらない女性でした。そればかり、毎日10杯以上飲んで帰ります
「じゃあ、今日は少し奮発してええですか?」
とマスターは言って、オールドフィッツジェラルドを選びました
「おぉ、オールドフィッツなんちゃらが出たぞ」
と内心で思いながら、伝票に書き込む為に、MENUを開いて価格を確認したのです
オールドフィッツジェラルド ¥700
その時マスターは何を思っていたのか、何かを込めていたのか、わかりませんが、妙に心に残った瞬間だったのです。。。
・・・
ちなみに、その時、お客さまも、奮発して「響」(¥1500)を召し上がったのですが、伝票に付け忘れてマスターに叱られました
・・・



